きみはアイドル
*2:君との距離は*
ひと時の時間
〜side一輝
☆★☆★☆★☆
その日の夜。
ま…麻結ちゃんから連絡が来た…!
1人部屋に籠もって携帯の画面を見つめている俺。
内容は、今日の遊びに行ったことと、そのお礼がつづられていた。
…麻結ってこんな顔文字使うんだ…まあ…らしいといえば、らしいけど…!
何でもない事だろうけど、その一文一文でさえもなんだか嬉しくて、思わずニヤけてしまう。
…じゃねぇよ…!返信しないと…!!
そうして若干緊張して手が震えながらも何とか文章を打ち込む。
はぁ…でも俺、今日頑張った…よな?!
だってお互い名前で呼び合うようになったし…!
まぁでも、敬語じゃなくていいよ、とは言えなかったけど…
だって麻結の事だから、絶対断わられると思って。
芸歴でいうと麻結の方が上なのになー…
あ、でも美波ちゃんには普通にタメ語で喋ってるか……
羨まし……
って…!何で俺、女子にも妬いてるんだよ!!!違う違う!!