天敵なキミに恋をした
驚きすぎて声が出なかった。
相沢くんが、私のこと好き……
ドキドキしながら考える。
私も、伝えなきゃ。
そう思ったけど相沢くんが立ち上がった。
「嫌いな奴にキスされて嫌だったよな。ごめん。」
相沢くんはそう言って屋上を出て行った。
「あ……」
私の気持ち、伝えられなかった。
むしろ、誤解してたなぁ……
ドキドキドキドキ
収まらない鼓動。
顔の熱が下がってから授業へ行こう。
そう思った。