天敵なキミに恋をした
「ムリやりにでも伝えたら?腕をグッて掴んで好きって言えばいいじゃん。」
そんなことできないよ……
避けられてるし、もしかしたらもう私のことなんて好きじゃないのかも。
キス、までされたのになぁ……
私のファーストキス。思い出すとドキドキが止まらなくて顔に熱が集まる。
「詩音、伝えなきゃ一生このままよ。」
それはわかってるんだけど……勇気が出ない…
でも、頑張らなくちゃ。
「りりちゃん、今日って部活ないよね?」
「うん、先生の都合で休み。」