天敵なキミに恋をした




相沢くんがきてくれた。


私のために走ってきてくれた。




「好きなの…っ……相沢くんのことが…っ…」




それだけ言って座り込んで大泣きする私。




きてくれた。相沢くんがきてくれた。



その事実が嬉しくて。





「大好き…っ……」






自然と口から言葉が出る。




「神崎……それ本当?」




相沢くんも座り込んで私と同じ目線になる。




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