天敵なキミに恋をした
相沢くんの中学時代
俺にはふたつ上の兄貴がいて小さい頃はよく遊んだりしてとても仲が良かった。
俺の家は音楽一家で父さんと母さんはオーケストラとかに入っていたらしい。
それで俺と兄貴は小さい頃からピアノを始めたんだ。
俺が初めてピアノに入ったのは3歳。
その時兄貴は5歳で兄貴は二年間、ピアノを習っていた。
始めたばかりの俺はまだピアノは難しく、ドレミの音を覚えるだけでも苦労した。
『これは…ミ?』
『これはソだよ。2番目の線の上にあるだろ?』
宿題で出された音符の問題を解くことや簡単な曲さえも弾けなくて困り果ててるときいつも兄貴は助けてくれた。