天敵なキミに恋をした




「待てよ、行くなよ…。一緒にいろよ。」




相沢くんは不安そうに私を見る。




「わかった。」




相沢くんの隣に腰を下ろす。





「話って何だ?」





「それは…」





相沢くんは数回深呼吸してから口を開いた。



「あのさ、兄貴の本当の音楽辞めた理由教えてくれない?」




超どストレートの相沢くん。





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