天敵なキミに恋をした




「相沢くん、顧問の宮田先生のとこ行こ。」



すると相沢くんは顔をしかめた。




「そういえば顧問と音楽教師同じだったんだよな……」



あぁ、そっか。相沢くんは今まで音楽をサボってたりしたわけだから気まずいのか。





「大丈夫だよ。先生、優しいから。」



そう言って先生の元へと行く。




「先生、こんにちはー。」



「あら、神崎さんこんにちは。って、相沢くんもいるのね。どうしたの?」




先生は不思議そうに尋ねる。




「相沢くんは、この間言ってたアルトサックスがすっごく上手な人なんです!だからいなくなった1年の代わりに彼を…」




私がそういうと先生はクスクスと笑った。



どうしたんだろう?





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