天敵なキミに恋をした
大好きなキミと思い出の場所で
「「お疲れ様でした!」」
学校につき、挨拶をしてから解散となる。
「神崎、話がある。ちょっときて。」
すると相沢くんが私を呼び止める。
「へ?」
もしかして、コンクール前にバスの中で言ってた相沢くんのいちばん好きな人を教えてくれるのかな。
俯きながらついていくと学校の屋上に連れて行かれた。
「って、いいの?まっすぐ家に帰るようにって先生に言われた…」
「いいんだよ、少しくらい。部長と副部長、音楽室でしばらく練習するらしいし。」
そう言われて耳をすますとかすかに亜美先輩のフルートの音と部長さんのホルンの音がきこえた。