天敵なキミに恋をした
「大海先輩、今彼氏いるんだぜ。結構有名な話なんだけど……」
え……ウソ…彼氏……?
すると相沢くんはニヤリと笑った。
「見に行ってみる?どうせイチャイチャしてんだろ。楽器の音きこえないし。」
「へ?亜美先輩の付き合ってる人ってもしかして……」
「あぁ、そうだよ。今一緒に練習してるであろう部長だよ。」
相沢くんはそういうと私の手を引いて屋上を出る。
そして音楽室の扉の前につき、コソコソとのぞく。