天敵なキミに恋をした
最終章 それぞれの恋
それからしばらくが経った。
「海だ!」
「海だな。」
「海ね。」
「海だぁー!」
「海かぁ…」
「海…溺れたらどうしようか……」
私、相沢くん、りりちゃん、朝山くん、
そしてなぜか美希ちゃん、優多さんという相沢くんのご兄妹もきていた。
本当は亜美先輩も誘いたかったが、亜美先輩は部長さんとデートらしくこれなかった。
「……悪いな、兄貴と妹が無理やりついてきてしまって……」