天敵なキミに恋をした




「そうやっていつも、朝山先輩は私をからかって遊んでるんです…っ!私は本気で朝山先輩のことが好きなのに……っ!」




一瞬、時が止まった。




「え?おまえ、俺のこと好きなの?」





「そうですよっ!悪いですか!」




美希は少しキレ気味にそう言う。




「もし、その気持ち否定されたらどう思う?美希は俺のこと好きなわけないって。」





俺がそう言うと美希は目に見えて悲しそうな顔をする。




「そんなの、辛いです……」





< 300 / 320 >

この作品をシェア

pagetop