天敵なキミに恋をした





苦笑しながら言うと優多さんは急に真面目な顔になった。





「でもね、梨々香ちゃん、女の子なんだから無理したらダメだよ。

てもまぁ、ひとりにした俺が悪かった。ごめんね?一緒にジュース買いに行こ?」




あぁ……この男は本当にもう……



久しぶりに女の子扱いされてドキドキしないわけない。




天然たらしってほんと最強。




「てか、まだジュース買ってなかったんですか?」




「なんか梨々香ちゃんが男に絡まれてるのが視界に入ってさ急いで戻ってきたんだ。」





「…ありがとうございます。」




ドキドキとなる胸。



恋が始まる予感がした。








end



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