天敵なキミに恋をした
「くそっ、不意打ちとか反則だっつーの。」
相沢くんはそう言って私に深い口付けをする。
「うわぁ、あそこにイチャイチャしてるカップルがいるー。」
「本当だー。お兄ちゃんったらこんな人前で大胆ー。」
「あ、あれは…彼女さん了承してるのか⁉︎もししてなかったらどうすれば……」
「大丈夫だと思いますよ。詩音も相沢くんのこと好きですし。」
すぐ後ろからワーワーと声が聞こえる。
「……テメェら、何見てんだよ!」