天敵なキミに恋をした
これは、恋だってこと。
「神崎、どうかしたか?顔真っ赤だけど…」
「な、んでもないよ…っ!そ、そういえばさ、インターホンに出たの誰?」
恥ずかしくなり、話を変える。
「妹だよ。俺の妹。」
ふぇー、相沢くん、妹さんいたんだ。
いいなぁ、妹だったら相沢くんのことなんでも知ってるんだろうな。
すると相沢くんはんー、っと伸びをした。
「そういえばなんで俺に報告にしに来てくれたんだ?」
「え?あぁ、なんかわかんないけど相沢くんに言いたかったんだ。」
へへ、と笑うと相沢くんは顔を赤らめる。
「……そういうのまじ反則だわ。もう遅くなるからそろそろ帰れよ、じゃあな!」
相沢くんは逃げるように家に戻っていく。