天敵なキミに恋をした
上目遣いをキミに
「今日も部活あんの?楽器吹くだけとか毎日毎日飽きねぇの?」
次の日、いつものようにからかってくる相沢くん。
いつもだったら言い返すんだけど、恋をしてしまった昨日の今日。
ドキドキして顔が真っ赤になってうつむく。
「飽きないよ……」
耳まで真っ赤にさせている私を見て不思議そうな顔をする相沢くん。
「何その反応。顔真っ赤だし……熱あるのか?」
そう言って相沢くんは私のおでこを触る。
触れられた途端心臓が破裂しそうなほどドキドキする。
「ねっ、熱とかないから!」