天敵なキミに恋をした




「ありがと…」




俯きながらそう言うとりりちゃんは手を叩いた。




「そうだ、いいこと教えてあげる。」




「いいこと……?」



顔を上げるとりりちゃんはニヤリと笑った。





「うん、とびっきり可愛い仕草をね。」




なにそれ、気になる……





「私にもできるかな…」




「誰にもできる簡単なことよ。それプラス異性をどきりとさせられるの。」




教えて、とりりちゃんに頼む。




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