天敵なキミに恋をした




「ねぇ、相沢くん、もしも嫌いな人に告白されたらどうする?」




私が聞くと相沢くんはニコリと笑った。




「俺はまぁ嫌ってる人はとくにいないけど、もしも嫌いな人でも嬉しいかな。」




「へ……?」




相沢くんはポリポリと頬をかく。




「嫌われてるってのは大体伝わってくるじゃん?

それなのに好きでいてくれるなんて嬉しいよ。それに俺に好意を抱いてくれてる子ならどんな子でも嬉しいな。」




それは……そうなのかもしれない。


だったら迷惑とかじゃないのだろうか?




< 57 / 320 >

この作品をシェア

pagetop