天敵なキミに恋をした
「やだ…っ……」
「泣かなくてもいいじゃん、ほら来なよ。」
怖いよ…やだよ、助けて……っ
怖くて目をギュッとつむると次の瞬間、私の腕の痛みがゆるまった。
「……なにやってんの?おまえら。」
そこにいたのは相沢くんで。
「相沢くっ……」
相沢くんは男の人たちを睨みつける。
「……離せよ、その手。」
私の腕を掴んでる男の人たちに言う。
「は?おまえこの子とどういう関係だよ。」
男の人は一瞬動揺するも言い返す。
「離せっつってんだろ。」
聞いたこともない相沢くんの低い声。