1周まわって、好きかもしれない。
そんなことを思いながら、俺のベッドで偉そうにくつろぐ凛子をチラリと見る。
ミルクティー色のふわふわとしたロングヘア。
白く綺麗な肌に小さな顔、細い身体。
大きな目を縁取るまつげはくるんと上を向いて、頬はピンク、唇は艶のある赤。
白のレース地のワンピースにデニムのジャケットも、男ウケをバッチリ抑えている。
……本当に見た目だけは可愛いから、悔しい。
まあ、俺はゆりちゃんみたいな黒髪清楚系が好きだけどね。
「……なに見惚れてるのよ」
「顔だけは可愛いと思ったんだよ」
顔だけは、な。
「え……
ごめん、私は恭介のこと隣人以上には見れない……」
「はぁ!?」