1周まわって、好きかもしれない。
悩んでいても仕方ないので、よし、と気合を入れてトイレを出る。
恭介のところに向かおうとしたんだけど…。
「ねえねえ、可愛いね」
「俺らと遊ばない?」
ニヤニヤしながら話しかけてくるお兄さんが2人。
「人待たせてるので」
淡々と断って、恭介のところに向かおうとすると、掴まれた腕。
「いいじゃん、俺、君に一目惚れしちゃった」
「ね、遊ぼう?」
しつこい…。
しかも、力強く掴まれている腕が痛い。
「離して…」