1周まわって、好きかもしれない。




「そんな凛子に嬉しいお知らせ」




「は?」



「凛子のファーフトキスは幼稚園の時、俺とだから」





瞬間、さっきまでの恥ずかしそうな可愛い顔は何処へやら。


眉間のシワをぐっと深くした凛子は、思いっきり俺を睨みつける。





「悲報なんだけど」





まあ、そう言うと思ったけど。



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