1周まわって、好きかもしれない。



「…じゃあいっしょに作ろ」



「嫌だよ…」




俺は今ゲームに忙しいの。

かき氷はあれば食いたいけど、作るほどじゃないの。




なんて抵抗は、いつもの通り届かなくて。









「おお〜〜」




ガリガリと氷を削ることになってしまった。


しかも、何でレバーを回すのが俺なんだ。

でもきっと、



「こんな可愛い女の子に労働させるの!?」

とか言いそうだから黙っておく。





< 82 / 293 >

この作品をシェア

pagetop