先輩に『恋』しちゃいました 【完】

先輩の隣

私は放課後軽音楽部が練習中の音楽室に行きました

（コンコン）

「…失礼します」

「体験？だよね したい楽器とかある？」

「…ギターしたいです」

「教えるからついてきて! えっと…君は？」

「ドラムしたいです」

「じゃあ…麻希ードラム希望だよー！」

「はーい」

「えっと…名前は?」

「笹木莉菜です」

「南野美空です」

「莉菜ちゃんはここで待っててね！
美空ちゃんはついてきて」

「「はい」」

この時私の心臓はバクバクでした
憧れで大好きな先輩と二人なんだから！



「先輩の名前って何て言うのですか?」

「教えてなかったね！ 水野恵斗 みんなから恵斗って言われてるから！美空って呼ぶね」

「ありがとうございます！」

「軽音楽部入る？」

「はい！絶対に入ります！」

「理由とかある？」

「えっと…（言えないよ～先輩に恋しましたとか'）」

「嫌なら言わなくていいよ」

「すいません…」

「好きな人とかいるの？」

「あっはい…」

「そうなんだ…部活入ってから分からないことがあったら何でも聞いて俺に」

「はい！ありがとうございます！」