不安定な俺の彼女
私はよく頭のおかしいやつだ、とか不思議系とかそういったことを言われる女の子だった。
自分では変なことをやってる自覚なんてなくて、これが普通だと思っていた。
年齢が上になるにつれて自分がどれだけ無知だったか、どれだけ周りを見ていなかったのかを知った。
そして、そのころにはもう手遅れだった。
私はもう孤独になった。
一人ぼっちになった。
自業自得という言葉が良く似合う女だと思う。

自分で自分を笑って自分で自分の事を蔑むことは容易にできて、それは心の中で合理化されるのに、他人に笑われて蔑まれてるのは納得行かない。

めんどくさい女である。いや、これがもしかしたら普通かもしれない。

どれだけ、傷つけられても私は泣いたことはない。
ただ、魂が抜けたみたいにすぅと、息をするのを辞めたくなる。
それだけだ。

私は学生時代にいい思い出なんてこれっぽっちもなくて、むしろ悪い思い出の方が多くて。
その大体は、学校という箱の中で起こっていて、時にはさぼりたくなったり、無くなればいいのにっておもっていても、やっぱり嫌いになれなかった。
何でかはわからない。
先生だって、見てみないふり。
わかってるくせに、何もなかったかのようにその場を後にする。
少しぐらい、優しくしてくれたっていいのにって思うことはあった。
でも、嫌いじゃなかった。
きっと、私が先生の立場になったとしたら、同じ判断を下すと思うから。
これは、子供と子供の間の問題で、大人が入ったからって解決なんてできない。
上辺ただけ解決するだけ。
中身はどろどろで終わりなんてない。
悪化するだけなんだ。
ほんとに、めんどう。



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