あなたが私にキスをした。
*
暗闇の中の迷路は思った以上に困難で、道に迷うのは一瞬の出来事だった。
どのくらい彷徨っただろう、いつまでたっても迷路を抜け出せる気配はない。
「トーコ!!」
声を出してみても、返事がない。
ちくしょう、もっと早く追いかけていたら。
考えても仕方のない後悔が、胸をよぎった。
「トーコ!!!」
ダメもとで、もう一度大声を上げてみた。
「…トキワ!」
どこからか聞こえる、トーコの声。
やった、近い!
「トーコ、どこにいる!?」
「ここ、ねえ、わかる?」
「ここか!」
姿は見えない、でもおそらくこの裏であろうという壁を見つけた。
暗闇の中の迷路は思った以上に困難で、道に迷うのは一瞬の出来事だった。
どのくらい彷徨っただろう、いつまでたっても迷路を抜け出せる気配はない。
「トーコ!!」
声を出してみても、返事がない。
ちくしょう、もっと早く追いかけていたら。
考えても仕方のない後悔が、胸をよぎった。
「トーコ!!!」
ダメもとで、もう一度大声を上げてみた。
「…トキワ!」
どこからか聞こえる、トーコの声。
やった、近い!
「トーコ、どこにいる!?」
「ここ、ねえ、わかる?」
「ここか!」
姿は見えない、でもおそらくこの裏であろうという壁を見つけた。