好きが止まらなくて。

「ちなつ。」

名前、聞いた途端、頭真っ白になった。

なんも、考えられなかった。

手、震えてた。

なんで?なんで、私じゃないの?

期待は、してなかった。
わかってた。

だって、毎時間教室で名前呼びあってるんだもん。

わかってた。わかってたよ。

でも、やっぱりショックで…。

溢れだしそうな涙を必死に堪えるので精一杯だった。

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