Love~Destiny~
彼女欲しーい!
「ちょっと…その子めちゃくちゃ萌え~じゃないですかー」
「そうでしょそうでしょ。この子は僕のお気に入りのアリルちゃん。
よかったら今日アリルちゃんのグッズを買いに行くので一緒に来ませぬか?」
制服姿に魔女っ子のような可愛いらしい杖を右手に持ったアリルちゃんのフィギュアをこれ見よがしに見せつけている。
「よ、喜んでえー」
完全に声裏返ってるし。
アリルちゃんのフィギュアを見せつけていた男が大事そうにフィギュアを鞄の中に詰め込んだ後、二人はニヤニヤしながら教室を出て行った。
そんな二人を温かく見送った後俺は誰もいない教室にカギをかけた。