Love~Destiny~


あの頃
本当に俺を弱虫でよく泣いていた。


幼稚園でイジメっ子にブランコを乗せてもらえなかったり、砂場で遊ばせてもらえなかったりする度に泣いていた。



その度につなみは

「こらー!ルキにも遊ばせてあげなきゃダメでしょ!」


ってイジメっ子達に真っ向から立ち向かっていた。

俺はつなみの影に隠れてびびってる。


「お前男みたいな性格だな。本当はお前男だろ?」

そう言うと
イジメっ子達は
手を叩きながら
おーとーこ♪
おーとーこ♪
っと
つなみをからかい始めた。


つなみは俺を守ってくれてるのに…
その時も俺は何も出来なかった。


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