Love~Destiny~
俺達は見慣れた通りを二人で歩いていた。


「それでさーこれからどうすんの?」


この場合の
どうすんの?
の意味は
近くにあるゲーセンに行くか、このままどこにも寄らずに真っ直ぐ家に帰るか。
とゆう
意味。


「今日はなんか疲れたし家に帰るよ」


俺の家は
学校から15分程歩いた割りと近いとこにある。
拓也は電車を使わないとダメだけど。


「そっか。じゃあ俺もそうするか」



そう言う拓也は
少し残念そうだった。

きっと今日は遊びたい気分だったのかも知れない。


「それにしてもさー彼女欲しいよな」


ため息交じりに言う拓也。
拓也は
顔はかっこいい部類に入るしファッションだって今時でモテる要素がたくさんある。
実際モテてるし。
でもここ何ヶ月か彼女がいないそうだ。
元カノの事をまだ引きずってるみたい。


「そうだよなー。
俺もそろそろ彼女欲しいよ」


最近この会話が毎日の日課となっている。

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