Love~Destiny~

咄嗟にその子は
右手で口をおさえた。

俺は
急に目が合っておもわず目をそらしてしまった。


「ル、ルキ…?」

声にもならないようなかすれた声でそうつぶやいたのがかすかに聞こえた。


なんでこの人俺の名前知ってるのーっ?


「えっ…う、うん。そうだけど…誰ですか?」

何で敬語なのよ俺!


そう言うと急にその子は俺の元へと走りよって俺に抱き着いて来た。


えぇーーっ!?
ちょっと何この展開?
わけわかんないにも程があるでしょ?

だって名前言っただけだよ。

つーか
この子間近で見たらスゴい可愛いし
いい匂いがするし。


って!


そうじゃなくて
マジでこの子誰なのよ?

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