オレ様男子に愛されて。(下)
文化祭の準備が始まりました。
結局文化祭で、うちのクラスはやっぱりお化け屋敷、ということになった。
「じゃあ、
おばけ誰がするか決めまーす。」
文化祭実行委員の手によって、文化祭の計画はどんどん進む。
てか、文化祭、神崎はまた私の知らない女子と回るのかなー.....
神崎、私のこと嫌いになったのかな?
ぁあ、いけないいけない。
私は蒿くんと浮気してるんだ!
なんで神崎のことなんか考えてるんだよ、自分のバカ野郎!
と、自分を制していると。
「はい、では、よろしいですね。
佐々木さん。」
「へ?」
突然名前を呼ばれて、すごくマヌケな返事をしてしまった。
「おばけ役になりたくない人って聞いたとき、
佐々木さん、手挙げなかったので、
佐々木さんにおばけ役をしてもらおうと思うんですが。」
え。
えええぇぇぇぇー!
話、聞いてなかった.....
「はい、分かりました。
おばけ役、やります.....」
ぁあ、私の文化祭が.....