思い出の中の君
藤宮くんは何だか不機嫌そう...??
「んな暗い顔すんなってー、皐月も一緒に昼飯食おーぜ」
こんな不機嫌な顔している人に、そんな気安く話しかけるなんて凄いな、朝比奈くん。
なんだか、周りから視線を感じる...
羨むような...
睨んでるような...
そんな視線...
そりゃ、そうだよね
学園の王子がここに2人も居るんだもん。
私たちの目の前に。
なんだか、すいません...
「芽亜、食べ終わったなら片付けよ?」
「あ、うん!行こっか」
っと立ち上がったそのとき、
椅子に足を引っ掛けて倒れそうになった
「あっぶねっ..」
私は誰かに支えられ
そう聞こえた。