思い出の中の君
あの、、誰ですか?


…バンッ



え?



後ろから誰かに押されて膝まづいた。



ッッ…たい。



どうやら足を捻ったみたいだ...



「芽亜大丈夫!?ちょっと、あんたら何してくれんの?」



ぶつかったのは男子だったようだ。


「わっ!ごめんっ!!前見んと歩いとったらぶつかってもうた。大丈夫か?」


とぶつかった人らしき男子がしゃがみ顔を覗き込んで来た


「だっ、大丈夫です!ご心配なさらずに安心してくださいっ!!」


わざとじゃなさそうだから、心配かけたくなくて精一杯笑って答えた


「ッッ////!?」



すると、ぶつかった人らしき男子が目を逸らした


よく見ると耳が赤い…。


「あの、」


「ぇ?あ、なんやっ?」



何だか動揺してる感じ


「耳が赤いですけど、もしかして私とぶつかったからですか?大丈夫ですか!?」


するとぶつかった人らしき男子は


目を見開いて


「っ、ちゃうから。ちゃうから大丈夫。ならな」


なんだか、顔が赤かったなぁ


大丈夫かな?


「芽亜大丈夫?あの男子も悪気はなかったとしても、気を付けて欲しかったね〜、あ、掲示板のとこ行ってクラス見てくるね!」


「あ、うん!」


と走って行ってしまった菜埜巴...
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