オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?
来たか。
「踏んだな?俺の地雷」
「マジっ地雷やったん??ゴメンなっ」
「なんて冗談だよ。」
素直に謝るアズが可愛かったからイジるのは止め。
ホントの姫奈は結構意地悪だって思われてんだろうけど。
こっち来いよ、とアズを引き寄せる。
「なんか姫奈の顔でそんなん言われると変な気分やわ」
至って普通にソファに並んだオンナの子二人。キレイな形の良い唇を耳に口を近づける。
「だからオトコに生まれてても同性愛らしいよ」
耳元で呟いた俺に……アズは爆笑したのだった。