オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?
第7章 「俺」の夢
【第7章】
「だりー」
「あんた実は勉強も嫌いやねんな」
アズは友達のような夢奈さんよりも俺のお母さんらしい。面倒臭がりな俺に今日も勉強を教えてくれている。
「もうすぐシケンだもんね~」
そう言うのはレア先生。
俺が「俺」でいられるように放課後は保健室で過ごす事が増えていた。
フランス語ははっきり言って難しいし。日本に帰ったらぜってー使わねーし!そう思うだけで憂鬱な俺。
優弥は全然苦にならないのかぺらぺら話してるけどな?
最近何を血迷ったのが銀髪に染めた髪にインテリ眼鏡はこっちでも人気があるらしく相変わらずモテモテらしい。
同じクラスの奴にも紹介して~とか言われたっけ??