オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?
あ、そういえば。
「香織達は???」
「あいつらの情報網はこえーからな」
そろそろ嗅ぎ付けてやってくるって事ですね?
数分もしないうちに香織と智也はやってきた。
「姫奈おかえり!!!」
抱きついた香織の顔は涙に濡れていた。
「ゴメンね、なかなか帰って来れなくて。」
「ううん……無事だったからいいよ」
ライオソさんも元気だし♪
その言葉に顔見合わせてよかったぁと顔を見つめあう2人。
「実はライオソさんには子供がいたんだって!!」
「もちろん持ってくよね♪」
「…………」
思考が停止する事数秒。
「持ってくよ!!!」
なんかもうヤケクソ。
帰ったらアズにでもやるか。
「あ、そうだ♪近くに新しく出来たいい場所があるんだっ!!」
「そうそ。カップルに超オススメだし」
智也のガッツポーズに嫌な気がしないでもないんだが?
……もちろん連行される俺だった。