オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?



「姫……奈?なんか……ゲームで……もする?それっ……とも映画でも……観る??」



和樹、顔が真っ赤ですけど??



「和樹は誰と来たのかな~??こんなトコ」



意地悪心が働いてしまう。



「いやっあの二人に連れられてきたけど俺は一人だったからほら」



と指差す先に見えるただ椅子があるだけのスペース。



「あそこで一人漫画読んでただけだから」



こんな部屋があるなんて知らなかったし……とぶつぶつ小声で言っている所がまた可愛い。



「あ……RuvieのライブDVDだっ♪見てもいい??」



隣にちょこんと座り見上げると和樹は慌てて目を逸らす。



「あんま見んなって!!我慢出来なくなるからっ」




《再生》




のボタンを押すと俺は和樹の肩にもたれるようにしてくっついた。



「我慢しなくても……いいよ?」




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