オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?
「一緒に行くか??」
「ええの??」
俺はアズを連れてスタジオへ向かった。
「姫奈、樹って呼んでいい??」
「別に好きにしてくれ?」
ギィーーーっ。
どうでもいいけどこのスタジオのドア防音とは言え重過ぎなんですけど!?
「おっ来たな」
俺を見つけて呼び止める帝、皐、窮……は一斉に大爆笑した。
「樹……なんだよその格好」
「腹いてーーーー!!」
しまったっ。今日はフリフリ姫系じゃねーか!!!
「先輩、この子一応お嬢なんで普段はこうなんですわ」
「イメージと違ってごめんなさい……」
ってか一応お嬢って何だよ。普通にお嬢だよ、どーせ。