四色恋模様




なんでそんなに舞花を庇うようなこと言うんだよ。



しかも、自分の気持ちはガン無視?



舞花さえ幸せならいいみたいな…。






「お前が幸せにすればいいのに…」





ボソッと呟いた言葉は、結人には言ってはいけない気がして言えなかった。



とりあえず、今日はもう寝てしまおう。




俺はお風呂に行って早く寝る準備をした。



明日ななに何て言えばいいんだろう…。



湯船につかりながら考える。


俺の勘違い…のせいでああなっちゃったからな〜。



ななとちょっと気まずいし…。


俺の気持ちに全く気づいてないから、俺と舞花の事を付き合わせようなんて考えるんだろうし。



「はぁぁぁ〜」



明日が怖い…。でも、これはチャンスだから。


俺は小さくガッツポーズをした。






















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