狐と嫁と溺愛と
美人しかいない。



右側、黒髪美人。



真ん中に夢さん。



左側、垂れ目美人。



「座敷童子のナツメです」

「ろくろっ首のアヤメです」



座敷童子とろくろっ首って…。



完全に妖怪じゃないですか…。



しかも超絶美人。



「せっかく楽しんでたのに。なんです?急に呼び出したりして」

「お前らに暇をやろうと思って。あっちの世界は花見シーズンだ。たまには帰って、うまい酒でも飲んで来い」

「「いいんですかっ⁉︎」」

「こちらの世界で1週間。明日から好きにするといい」

「「ありがとう、主様‼︎」」



すごくキラキラの顔になったメイドさんたち。



なにを考えてるのかわからない大河さん。



「高島と村上も休んでいいぞ。ナナが来てから、あっちに帰ってないだろ?」

「いえ、しかし…」

「金次と秋銀は俺の実家にでも連れてってやればいい」

「お食事は…」

「ナナが作るだろ?俺だって、やればできるしな」

「掃除や洗濯などもありますし…」

「うるせぇ。俺が休みだと言ったんだ。何としてでも休め」



社長がワンマンっぽいです。




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