狐と嫁と溺愛と
緊張しながらヘアメイク完了。



高島さんって、なんでもできるひと？



「すごい、自分じゃできない…」

「お似合いですね、ナナ様」


化粧なんてしたことなかったから、なんだか感動…。



少しは可愛くなったかな？



「では、食堂の方へ行きましょうか」

「あっ、はい‼︎ありがとうございました」

「ナナ様は何をしても似合いますね。素材がいいって、羨ましいです」



いやいや、それはあなたでしょ？



高島さん、その辺の女優さんより美人だからね？



スタイルだってモデルさんみたいだし、キリッとした顔に、ストレートの長い黒髪が似合ってますから。



「昨日選んだ下着は今日の午前中に届きますので」

「早いですね‼︎」

「当たり前ですよ、遅いくらいですので」



お金持ちってすごいな…。



出かけなくても買い物ができて、それが当たり前なんて…。



すごい世界だ、セレブ…。



< 22 / 582 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop