狐と嫁と溺愛と
ラーメンを食べ終わり、また街へ出て歩き出す。
ここには車なんてものはなくて、連絡手段も手紙とか、伝言とか。
「あっちの世界で暮らしてて、こっちにきたら不便じゃない?」
「考えたこともないな。こっちではこれが当たり前だし」
「ふぅん…。ずっと思ってたけど、大河さん、話し方も少し違う…」
「そうか?意識したことなかったな…」
あっちにいる時の方が、親しみやすい話し方をしてるの。
妖の姿になると、こんな感じになるのかな…。
「この先、何もないからな?」
「山だね…。遠い?」
「疲れたならすぐに連れて行くぞ?」
「どうやって?」
「歩いてたら日が暮れそうだしな。よっと」
「んなぁっ⁉︎」
だ、抱っこ⁉︎
えっ、もしかして…。
あたしをお姫様抱っこした大河さんはピョンっと木に飛び乗った。
「掴まってろよ?」
「こ、怖っ…⁉︎」
ものすごい速さで、次から次へと木に飛び移る。
し、死ぬっ‼︎
ここには車なんてものはなくて、連絡手段も手紙とか、伝言とか。
「あっちの世界で暮らしてて、こっちにきたら不便じゃない?」
「考えたこともないな。こっちではこれが当たり前だし」
「ふぅん…。ずっと思ってたけど、大河さん、話し方も少し違う…」
「そうか?意識したことなかったな…」
あっちにいる時の方が、親しみやすい話し方をしてるの。
妖の姿になると、こんな感じになるのかな…。
「この先、何もないからな?」
「山だね…。遠い?」
「疲れたならすぐに連れて行くぞ?」
「どうやって?」
「歩いてたら日が暮れそうだしな。よっと」
「んなぁっ⁉︎」
だ、抱っこ⁉︎
えっ、もしかして…。
あたしをお姫様抱っこした大河さんはピョンっと木に飛び乗った。
「掴まってろよ?」
「こ、怖っ…⁉︎」
ものすごい速さで、次から次へと木に飛び移る。
し、死ぬっ‼︎