狐と嫁と溺愛と
龍と狐は仲が悪いと聞いていた。
タマキさんはそんな次元を超えて龍之介くんに愛された人。
「俺とタマキさんが結婚しちゃえば、龍と狐の繋がりもできて、平和になったのにね」
「うるせぇよ。お前ら腹黒いから、なに考えてんのかわかったもんじゃねぇ」
「ナナちゃん、鬼なんかと仲良くするとバカがうつるよ?じゃ、俺は帰るね」
向きを変えて行ってしまった龍之介くんに、志鬼くんが文句を言っていたけど。
あたしの頭はパンク寸前。
春乃も妖で、人間だと思ってた龍之介くんが龍で…。
友達は鬼だし、旦那は狐だし…‼︎
なんなの、この世界っ‼︎
「ナナ?大丈夫か?」
「ちょっと混乱しただけ…」
「あいつ、まじでムカつく。龍にはろくな奴がいねぇ」
「そうなの…?」
「俺たち鬼と、大河様たち狐は昔から繋がりは深いんだ。他の強い妖っつったら、龍と天狗あたりなんだけど、龍とは分かり合えねぇ」
あたしのわからない世界…。
タマキさんはそんな次元を超えて龍之介くんに愛された人。
「俺とタマキさんが結婚しちゃえば、龍と狐の繋がりもできて、平和になったのにね」
「うるせぇよ。お前ら腹黒いから、なに考えてんのかわかったもんじゃねぇ」
「ナナちゃん、鬼なんかと仲良くするとバカがうつるよ?じゃ、俺は帰るね」
向きを変えて行ってしまった龍之介くんに、志鬼くんが文句を言っていたけど。
あたしの頭はパンク寸前。
春乃も妖で、人間だと思ってた龍之介くんが龍で…。
友達は鬼だし、旦那は狐だし…‼︎
なんなの、この世界っ‼︎
「ナナ?大丈夫か?」
「ちょっと混乱しただけ…」
「あいつ、まじでムカつく。龍にはろくな奴がいねぇ」
「そうなの…?」
「俺たち鬼と、大河様たち狐は昔から繋がりは深いんだ。他の強い妖っつったら、龍と天狗あたりなんだけど、龍とは分かり合えねぇ」
あたしのわからない世界…。