狐と嫁と溺愛と
最低旦那
19
こっちに来てから数日、春乃とはギクシャクしたまま。
大河さんは夜になればあたしから力を喰べたいだけ喰べる。
疲れて動けないなんて、当たり前のようになってる気がする…。
変わったことはひとつだけ。
「苛立ちが治らねぇ…」
そう言いながらも、外へは出ようとしない。
リンさんが回復すると、また戦って、リンさんが重症。
他に相手になるヤツはいないのかと、イライラしてる。
「ハァ…」
「ん?どうした?」
「ちょっと…疲れただけ…」
「そうか」
解決策が見つからない。
部屋にこもるだけのあたしは、一体なんなんだろう。
本当に大河さんのためだけに存在してるような気がする。
あなたの力のため、ただそれだけ…。
「ラーメン食いに行くか」
「行かない。食欲ない」
「具合わりぃのか?」
「疲れただけだって、言ってるでしょ?」
そう冷たく言ってしまった。
こっちに来てから数日、春乃とはギクシャクしたまま。
大河さんは夜になればあたしから力を喰べたいだけ喰べる。
疲れて動けないなんて、当たり前のようになってる気がする…。
変わったことはひとつだけ。
「苛立ちが治らねぇ…」
そう言いながらも、外へは出ようとしない。
リンさんが回復すると、また戦って、リンさんが重症。
他に相手になるヤツはいないのかと、イライラしてる。
「ハァ…」
「ん?どうした?」
「ちょっと…疲れただけ…」
「そうか」
解決策が見つからない。
部屋にこもるだけのあたしは、一体なんなんだろう。
本当に大河さんのためだけに存在してるような気がする。
あなたの力のため、ただそれだけ…。
「ラーメン食いに行くか」
「行かない。食欲ない」
「具合わりぃのか?」
「疲れただけだって、言ってるでしょ?」
そう冷たく言ってしまった。