狐と嫁と溺愛と
俺も反省したよ…。



「あっ、そうだ」

「なんですか…」

「近々、シェリルが来るから。部屋のこと頼んだよ」

「それとこれとは別問題ですが」

「なんだよ高島…。怖いよ…」

「私、ナナ様付きの屋敷管理人ですので」



俺よりナナ派ってことね…。



俺が悪かったよ…。



「ふふっ、高島さんが怒ってるの初めて見た…」

「ナナ様っ‼︎大丈夫ですか…?」

「うん、大丈夫。大河さん、お仕事行ってらっしゃい」

「なんとお優しい方…」



俺の株が一気に落ちたとこで、メシ食ったら仕事へ行く。



ナナに再度謝ると、嬉しいから謝るなと怒られた。



大概、ナナも歪んでる…。



まぁ、俺がそうさせたのかな?



そんなナナは傷の治りも早く、予想以上に傷痕も薄い。



「消えちゃったらどうしよう…」

「はははっ‼︎もう噛みたくないよ?」

「優しく噛んで?」



やっぱり、俺の嫁は最強に可愛いんだと改めて実感しました。


< 398 / 582 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop