狐と嫁と溺愛と
名残惜しい…。



まだ話してたい…。



「しばらくこちらに滞在する予定でおりますので、また明日お話ししていただけますか?」

「なんで⁉︎泊まるの⁉︎」

「四役の会合が2、3日で終わることは滅多にありませんから」



そうらしい。



せっかく集まったので、これからのことを話し合ったり、お互いの有益な情報交換など、いろいろあるんだって。



「熱が下がったらラーメン食べに行ってきていい?」

「白銀のとこにか?」

「うん、サエさんもヒマなんでしょ?ラーメン食べたことないって言うから」

「護衛はガッツリ着けるぞ」



それで大河さんが安心するならいいよ。



よし、許可が出たから早く寝て、早く元気になりたい。



「ケガ、簡単に治らないかな?」

「人間じゃムリだ。それでなくとも、お前は治りが早い方だぞ?」



仕方ない、やっぱり寝るしかない。



サエさんにお休みを言って、雫ちゃん監視の元お風呂に入る。


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