狐と嫁と溺愛と
頭がっ‼︎



「た、楽しんでます…」

「そちらは…あぁ、お世話様です。ゆっくりしてってくださいよ」



大河さんに頭を下げた先生はどこかへ。



今のってさ…。



「頭の上にお皿乗ってたっ‼︎」

「河童だ、河童。愛くるしいだろ?」

「なんかかわいかった‼︎あははっ‼︎」



お化け屋敷なんかより楽しかった。



それもしばらくすると見えなくなって。



「時間切れ。で、感想は?」

「妖が思ってたよりもたくさんいた。頭が魚の人にはビックリしたけど‼︎」



ニッコリ笑ってくれた大河さんと、こんな時間を過ごせたことが幸せだと感じる。



だけど大河さんは仕事を抜けてきていて、もう帰る時間。



「来てくれてありがとう‼︎」

「俺も気分転換できたよ。じゃ、気をつけてな?」

「うん‼︎」



女の子に囲まれてる金次くんにあたしを預けた大河さんは、仕事へ戻って行きました。



後夜祭は出ないで、みんなでお家へ帰る。


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