狐と嫁と溺愛と
全部がカワイイ。
雫たちの実家の和菓子屋に寄り、外に座る。
「ねぇねぇ、今まで食べたことないやつが食べたい」
「ん?グロいやつか?」
「うん、怖いもの見たさ」
頼んだものは羊羹的なもの。
緑色で、一見抹茶っぽいけど。
「う、動いてるっ…。何これ⁉︎」
「さぁな?なんの生き物が使われてるのか、俺にはわからない」
「大河さん、食べられる?」
「あ〜ん」
「へっ⁉︎」
「ほら、早く」
動くなにかを小さく切ったナナが、恥ずかしそうに俺の口にそれを入れる。
可愛すぎて、ナナを喰べたい…。
「ん、甘い」
「な、何味…?」
「…………食ってみれば?ほら、口開けて」
「お、お腹痛くならない⁉︎これって生きてる⁉︎」
「早く食えよ、落とすぞ」
「ん〜…」
目を瞑ってパクッと食いついたその顔。
涙目で上目遣い。
誘ってる?
「く、口の中で動いてる〜…」
「咬め。うまいから」
静かに咀嚼するその感じとか、神。
なにしててもカワイイなんて、卑怯すぎる。
雫たちの実家の和菓子屋に寄り、外に座る。
「ねぇねぇ、今まで食べたことないやつが食べたい」
「ん?グロいやつか?」
「うん、怖いもの見たさ」
頼んだものは羊羹的なもの。
緑色で、一見抹茶っぽいけど。
「う、動いてるっ…。何これ⁉︎」
「さぁな?なんの生き物が使われてるのか、俺にはわからない」
「大河さん、食べられる?」
「あ〜ん」
「へっ⁉︎」
「ほら、早く」
動くなにかを小さく切ったナナが、恥ずかしそうに俺の口にそれを入れる。
可愛すぎて、ナナを喰べたい…。
「ん、甘い」
「な、何味…?」
「…………食ってみれば?ほら、口開けて」
「お、お腹痛くならない⁉︎これって生きてる⁉︎」
「早く食えよ、落とすぞ」
「ん〜…」
目を瞑ってパクッと食いついたその顔。
涙目で上目遣い。
誘ってる?
「く、口の中で動いてる〜…」
「咬め。うまいから」
静かに咀嚼するその感じとか、神。
なにしててもカワイイなんて、卑怯すぎる。