狐と嫁と溺愛と
そして大河さん待望の長女だ。



「ん〜、嫁には絶対出さないからな〜」



娘の顔を見ながらそう言っちゃうあたり、メロメロ決定じゃん。



みんなの名前は大河さんが考えてあると言っていて、ちなみにパパもお父さんも勝手に考えていた。



そして、揉め始めたので決着をつけようと思います。



「長男はパパの考えた遼河(りようが)で、次男はお父さんの考えた央次郎(おうじろう)。で、娘は大河さんが考えたすずなでいいでしょ?」

「「仕方ないな」」



ぷっ、親バカとジジバカがいる…。



みんな顔が緩くて、すごく嬉しそうで。



「じゃ、私たちはあちらに戻って宴の準備と四役に報告してくるよ」



そう言ってパパはお父さんを連れて病院を後にした。


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