狐と嫁と溺愛と
嫉妬とか
6
誕生日まで半月、1日を寝て過ごすような状態のあたし。
心配した大河さんと高島さんにご飯だけは食べてくれと言われて、ご飯の時間だけ起きるような感じ。
残りは寝てるか、ぼーっとしてる。
熱があるせい?
体は暑くて、布団なんていらないくらい。
あたしの誕生日は3月1日。
早くいつもの体に戻りたいよ…。
「ナナ様、シェフからバレンタインですよ」
「バレン…タイン…」
「今日はバレンタインです。シェフがナナ様にチョコを作ったそうです」
バレンタインか…。
大河さんは誰かにもらうのかな?
あたし、今まで誰かにチョコをあげたことがない。
「大河さんは…甘いの好きですかね?」
「あまり召し上がりませんね。疲れていると、ケーキが食べたいとか言うこともありますけど…」
そっか。
疲れてる時だけか。
それって今じゃないの?
帰って来る大河さんは、毎日あたしにキスをする。
疲れてるから力が欲しいんだって。
誕生日まで半月、1日を寝て過ごすような状態のあたし。
心配した大河さんと高島さんにご飯だけは食べてくれと言われて、ご飯の時間だけ起きるような感じ。
残りは寝てるか、ぼーっとしてる。
熱があるせい?
体は暑くて、布団なんていらないくらい。
あたしの誕生日は3月1日。
早くいつもの体に戻りたいよ…。
「ナナ様、シェフからバレンタインですよ」
「バレン…タイン…」
「今日はバレンタインです。シェフがナナ様にチョコを作ったそうです」
バレンタインか…。
大河さんは誰かにもらうのかな?
あたし、今まで誰かにチョコをあげたことがない。
「大河さんは…甘いの好きですかね?」
「あまり召し上がりませんね。疲れていると、ケーキが食べたいとか言うこともありますけど…」
そっか。
疲れてる時だけか。
それって今じゃないの?
帰って来る大河さんは、毎日あたしにキスをする。
疲れてるから力が欲しいんだって。